柔道讚歌

梶原一騎の作品としては、『柔道一直線』と並ぶ柔道もので、1961年選手権大會と1964年東京オリンピック[1]でアントン・ヘーシンクに敗れた「屈辱」からの「日本柔道の復興」というテーマを『〜一直線』から引き継いでいる。また登場する超人的な柔道の技も『〜一直線』の「地獄車」「二段投げ」「大噴火投げ」などと原理的に共通するものが多い。本作ではそれをさらにエスカレートさせており、「ジャイアントスイングをかけながらブリッジする」「必殺技同士がぶつかりあって相殺し、その衝撃で雙方の柔道着が消し飛ぶ」「投げ技を同時にかけ合って2人とも投げ飛ばされる」といった破天荒な描寫が続出した。<br /> 作風としては、前半の喧嘩少年の設定は『夕やけ番長』に近い。突進太の柔道部入部以降は梶原が描いた過去のスポーツ漫畫の要素が集約されている。他の梶原作品では主人公に対する「片親である父親(師匠代わり)または母親」あるいは「肉親以外(親代わり)の師匠」のいずれかが関わるが、この作品では片親である「母」と肉親以外の男の「師匠」を両方、設定し、重要な役割を與えている。特に「師匠が主人公を鍛えるため、敢えて敵にまわる」という梶原ならではの展開は、この作品で初期から基本設定となっている。<br /> また、海辺を舞台にした話、母子家庭で母親が漁師である設定、鯨と鯱の比喩、人間が空中で回る超人的な技など、同時期の『侍ジャイアンツ』と共通點が見られる。母親は一旦、息子が家を出て闘いに入ったら、自分の仕事に徹し、一切、干渉しない方針である點は似ているが、『侍〜』で番場蠻の亡父も母親も野球と(おそらくは)無関係だったのに対し、『柔道讃歌』で母親が柔道(主人公のやる競技)の達人だった點が異なる。<br /> 作者はこれまで少年サンデーに「ケンカの聖書」「おとこ道」を発表するが共にヒットせず、本作品がサンデーにおける初ヒットとなった。

評分
5.73分  498人
集數
全27集  每集24分鐘
動畫類別
動畫社
首播日期
1974年4月1日
完播日期
1974年9月30日
其他名稱
柔道赞歌 · 柔道讃歌 · · Judo Sanka
主題
標籤
ロイヤルナイツ
ロイヤルナイツ

主題曲演出

高屋敷英夫
高屋敷英夫

集數導演

波多正美
波多正美

集數導演

今澤哲男
今澤哲男

集數導演

Mikuriya, Kyousuke
Mikuriya, Kyousuke

集數導演

小泉謙三
小泉謙三

動畫導演

香西隆男
香西隆男

動畫導演

川尻善昭
川尻善昭

動畫導演

北島信幸
北島信幸

原畫




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