中・高となんとなく生きてきた隼人(ハヤト)。<br /> サークルやバイトで<br /> それなりに忙しい大學生活を送っていた<br /> 2年生の終わり。<br /> 桜の花が咲きはじめるのを見て、<br /> 3年生を目前に「將來」が近づいてくる<br /> 焦燥感を感じはじめている。<br /> 所屬するゼミの博士、小夜(サヤ)が開発した<br /> 「進路選択を応援するAI」の<br /> AI (エーアイ)ちゃんには曖昧な將來の展望を<br /> 突っ込まれ、周囲との差にも落ち込む。<br /> 頑張っても自分が今やっていることが<br /> 將來につながっている感じがしない。<br /> 葛藤の中、AIちゃんに「俺の未來を教えてよ」と<br /> 問うが、答えは返ってこない。<br /> そんな隼人に、小夜が語りかける。<br /> 「人間の、君の未來をつくるのは、...」